お題 題『海』 お題 2024.02.17 ・投稿期間はお題発表から5日間！・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
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新しい言葉の海で溺れてる人を助ける浮き輪は丸い
海の豚可愛い当て字はなかったの?おかまいなしの群れなすイルカ
病床の寝息に耳を澄まし聞く寄せては返す君の潮騒
透明な体をさらしあってても心の奥まで見透かせぬ海月（くらげ）
海鳥が砂糖のようにまぶされてカプチーノめく春の白波
紅の花咲きそめて海底にマグマは眠る故郷の町
俺以外みんな盛りそば頼んでて焦る暇もなく届く海鮮丼
マリオではすごく得意な海の面すり抜けたいな課長部長も
海沿いの道を皆んなで登下校海なし県の遠い憧れ
繋がっていると憧れ慰める海なし県の河を見つめて
月霞み岸に佇み手を包み告げるおやすみ風そよぐ海
月の道を教えてくれた祖母と黙って座った夜の海
この星の七割占める海のこと 何も知らずに三割にいる
冬戯れの海に荒ぶる波の花ヒトの無力の懺悔を誘う
深海でシーラカンスが波音の代わりに聞きし星の鼓動
駅の場所高台のバイパスになってた新しい街あの日の海
海のなか自由に歩いていけたなら まずは行きたい日本海溝
助けたい優しい嘘をついてても救えなかったウミガメスープ
空の蒼 海の碧をも 染めていく 君の視線に 心奪われ
うみときみ レトロなへやで しあわせに
くらせるならば ていさいなんて
小海線古代はここは水の底魚になりて車窓の梅眺め
やさしさが海みたいだからとおくまで泳いでいってもいいと言ってよ
海岸沿い 君と歩いて 様子見る 想い伝えて 開いた蕾
山国の育ちだもんで海のこと 少し恐れて憧れている
竜宮城いつかは行こうと決めていた 子供時代の勘違い愛し
海の青さを知る人よ雲流れる果てに見つけし何者でもなし
戯れに 海が連れ去り あの人を 潮騒染める 夕暮れの哀
海の果て行って伝える波と土地喧嘩しないでとお願いしに
浮浪雲海には水母俺もまたあてなき道に引きずる迷い
ウンザリだ どうとでもなれ 愚痴ばっか
惨めな背に 海は優しく
ウミウシは魚に恋し 振り向いて欲しくてならず可愛くなった