お題 題『会』 お題 2024.03.11 ・投稿期間はお題発表から5日間！・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
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もう二度と会えないだろう人たちが僕の夜空で瞬いている
いざ会えばお互い変わり果てていてそれでも会えて良かったと言う
土曜日の居心地の悪い宴会の隅で静かに日本酒を飲む
お弁当ふた持ち上げて秘密基地のようにきみと出会う昼食
オスカー像CG駆使してアジア初ゴジラが掴む会心の笑み
会話終えそっと広げた手のひらに春の光をのせてころがす
朝のカフェ 会計を間違え打ち直す 黙って待ってくれたサラリーマン
また今度会う約束の指きりをした手に感じる春の訪れ
目覚めて会い帰宅して会う平凡なリズムで潮騒のごと満たされ
ヘルメット被りて会社初出勤折り目きっちり仕事着眩し
星々の 出会いと別れは 茜色 姿消え去る 彼は誰の空
最後の眼今も焼きつき毎日のように会ってた君は去りゆく
出会いさえ恋のいたずら春あさく昨日のひとの明日はとおもふ
誰かひとり犠牲になるまで終わらない帰りの会は哀しい儀式
未確認飛行物体見た人に出会いし春の日の沈むとき
名も知らず会って話したこともないフォローフォロワーそれだけで友
こんにちは僕を呼んでる知らぬ人まだその人はなにもしらない
どこよりも遠き場所にいる貴方会えなくても我を見ていて
久しぶり、再会の直前は恥ずかしいような面倒なような
「かいしん」と「つうこん」なにがちがってる？ 大人になって分かるニュアンス
会いたくて会えずに過ぎた幾年月あなたの面影やっと会えたね
先月も会ったばかりの友達とランチとおしゃべり至福の時に
会釈からだんだんお辞儀深くなり種に託して眠る野の花
土曜日はアプロディーテが現れて出会いの時を恋の詩歌う
チークをまぶたにのせても有罪で、いきづらいです。君に会いたい
二月堂火の粉の走る修二会の閼伽井の水や若狭の春香