澄水

我は咲く砂漠凍土に荒地にも蒔かれた種の花一つだけ 0 (0)

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光る君

春彼岸 甘党の父 ぼた餅の 砂糖割り増し 墓に供える 0 (0)

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ケタクマの父

黄砂舞い 花粉でくしゃみ レンゲ咲き 土筆も伸びて 桜へ繋ぐ 0 (0)

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もんじゃく

黄砂舞う 伊勢の野原の 霞野で 若菜摘みつつ たれを思うか 0 (0)

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澄水

美ら海の綺麗な橋を渡ったら島は一面砂糖黍揺る 0 (0)

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ろくろう

口あけて眠りてゐしか砂浜のヒトデの如く舌の乾ける 0 (0)

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中原鼠栞

枯山水 猫転がれば唯の砂利 陽で温くなる漆喰の壁 0 (0)

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恋子

冴えかえる恋をまさぐる砂時計夏は戯れ私のピエロ 0 (0)

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恋子

さくら貝浜に寝そべる絵空事春を告げてもただ砂の恋 0 (0)

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澄水

砂浜にぽつんと座り海を見る君が誰だか知らないけれど 0 (0)

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