この時間 座ったままで 見える月 君しかいない 何もない部屋
題『何』 にて
何もなき 宙(そら)に小さな 瑠璃の星 描きて在るは 神の理(ことわり)
題『何』 にて
気づいても気づかないふり等距離の二つの背中夕日が染める
題『日』 にて
右頬を朝日が染めて凪の海 潮騒惑う恋の後先
題『日』 にて
卵かけ ご飯がいいな ちょい醬油 最後の晩餐 君と二人で
題『最終(テーマ詠)』 にて
もし僕が死んだら月の見える丘 潮騒の鳴く土に埋めてよ
題『最終(テーマ詠)』 にて
外灯が消えて風なき足下に 虫の亡骸 夢の抜け殻
題『最終(テーマ詠)』 にて
最終の列車が消えて哀しみが行き場失う無人のホーム
題『最終(テーマ詠)』 にて
もう二度と傷つけあうのは辛すぎて最後の夜を見つめあう月
題『最終(テーマ詠)』 にて
煽るだけ煽ったままで白々と夜は明けゆく全ての噓は
題『全』 にて
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