2023-05-06

カンナ

車乗る歩く速度で見る景色心に浮かべ目を閉じてゆく

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風の

素数には割り切れぬもの抱え込み一人佇む美しさあり

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風の

通るたび目を奪われる花咲いて名前は知らぬその葉の色も

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カンナ

警察署入口棒持ち立っている微動だにせず警察官や

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パパ猫

ほんとうを言葉にしない君だから言葉をつなぐ虚空を読んで

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ケタクマの父

春の田に耕運機入る、用水路 予定整う田植えはもうすぐ

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カンナ

シンバルは存在感がないままにじっと佇み最後に鳴らす

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パパ猫

心には十七歳からずっといる鋭く飢えて空みるオオカミ

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恋子

苦しさにこの胸焼けて恋と知りつける薬をあなたに求め

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恋子

戸惑えばゆび先舐めてあなただと明日はいらないバカな恋です

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