2023-07-07

平見翠玉

我は愛を探していたが我には掴めなかったこの手のひらに

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平見翠玉

熊野灘ただ時間が過ぎてゆき海の青さを忘れていた

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平見翠玉

地元の駅へ迎えに来た父仕事帰りの身体におが屑

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さくら大根

猛暑から夜は雨ふり涼しくて今宵はふたりビールで潤う

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jack

電柱の 細い日陰に 身を隠し 信号待ちする 7月の朝

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Tokari

青空にすきとおるほど淡い肌きみは一時幽霊になる

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パパ猫

カササギの舞う宵闇にぽつぽつと逢瀬を待てぬ二人の涙

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友達の定義を探すその横で友は私を家族と呼んだ

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太陽の似姿で咲く向日葵は東より来る光照らされ

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恋子

賑やかに海猫群れる腹空かし海の野良仕事今日も刺身

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