小野小乃々 2023-07-16
小野小乃々
風 炙られて干物のように乾いたら海の香りを思い出そうか
綟 熱帯夜に溶けた飴をまあいいかとほおばる妹の口元
行雲流水 破調編 戦争や 気候変動 エトセトラ 人類消滅 あと幾年か
行雲流水 破調編 誰がために 誹謗は悪だと 言う人の 口から溢れる 言葉のキョウキ
パパ猫 夏の雪 悲しみの降るひらひらと積もることなく解けることなく
風 クーラーの囲いの中で一日を過ごした今日は生きたというか
うしめ 炎天下「融けそう」と言う若い人「干物になる」と言う若くない俺
うしめ 純白のカサブランカの花ひらく体温越えの炎天下にて
サルトビ 