お題 題『七』 お題 2024.01.07 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
一週間僕を励ます身を削り七〇〇ミリリットルのウイスキー
行き詰まり途方に暮れて振り向けば風車来る弥七が見ている
七五三写真の父はシュッとして手を繋ぐ吾は不機嫌そうに
おめでたい気持ちが消えることばかり明けてからまだ七日目なのに
冬休み中の私の誕生日祝われず終わる
1月7日
七歳の吾娘(あこ)はすまして晴れ姿日頃のやんちゃ影をひそめて
五七五七七と文字並べても本音を書けるほど勇気なく
七の月なんにも降ってこなくってさしずめ君はノストラだます
お七夜に眠る我が子をそっと抱き大きくなあれ優しくなあれ
七味唐辛子の丸くて黒いやつだけが詰まった袋で殴る
冬日和正月太り解消に七福神を巡って歩く
込み上げる思いに言葉見つからず
北斗七星息白く消え
七回目のベルで受話器を取る前に着信拒否をしていたスマホ
泣く笑う怒る喜ぶ慈しむ君のハートは七色に咲く
七つの子カラスは山に子は家に夕暮れ間近知らすメロディー
五連続ゴミ出し代打ありがとうセブンのプリン インフレ気味に
ヒヨドリが食い散らかして雪飛ばす七竈(ナナカマド)嬉しくて揺れている
七人の小人のいないこの部屋じゃ林檎をしゃくり齧ってもひとり
電話では伝えられない七日目に書いた手紙は投函できず
牡蠣を入れ餅まで入れて七草の行事と食事で健康願い
七十を迎える歳になったけど見た目と気持ちまだまだ若く
平家の落人伝説旧七保村今は限界集落
午後7時 ビル7階で七の札
今夜はきっといい酒飲める
七尾とは和倉温泉しか知らぬ私が聴いてる水のありかを
初恋は出席番号七の人 それからずっと七は特別
この宝玉を七つ集めたら願いが…えっ?叶えなくていい?
恋すれば心乱れて七重八重夢路覚めれば有明の月
時間かけ昔の味を再現す義母に作りし七福なます
七日目に明日始まる一週をノルマと思い数える一日。
七人の小人と暮らす姫のよに 誰にも同じに微笑めたなら