2024-02-04

題『文房具（テーマ詠）』

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題『自由詠』

昼休み格好つけてカプチーノ同じ値段で食えた牛丼

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題『声』

風の音背中に抱きつく君の声聞きたい僕は自転車飛ばす

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題『靴』

風の音　潮騒の音　雨の音　待ちわびるのは　彼の靴音

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題『広』

広々と短歌の海を詠み人は言の葉の風紡いで航る

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題『自由詠』

散歩する街中にある自販機が給水所なり麦茶を選ぶ

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題『本』

本棚に忘れ去られた一冊は　帰らぬ主を待っているのか

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題『口・くちびる』

あの人が好きだった歌を口ずさむ　心が少し痛んだ夜は

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題『風』

小夜風に名前を呼べば恋しくて化粧直して薄紅をさす

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題『広』

腕広げ飛び込む我が子受け止めて空へと放り投げたはいつか

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題『地』

地下街の昔馴染みのジャズ喫茶心も揺れる追憶の音