・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
電話鳴り 目をずらし見る相手の名 止む着メロと胸の高鳴り
電気的繋がりで友が増えてゆくSNSにある積乱雲
電車降り まだ約束に早いよね ベンチ腰掛け うたたねを聴く
南国の瞳のような漆黒を胸に纏った電線の燕
他人へと電車の席を譲るほど 足は疲れて満たされてゆく
街中で路面電車が走ってる かすかにやさしい香りがする
電子音耳をすまして待つ間明日は休むか無理して行くか
黒々と水面が光る川のうえ路面電車の灯が過ぎてゆく
電柱の上の鴉が悠然とあくせく地をゆく人を見下す
平日の動物園にはわたしより発電しさうな生き物ばかり
終電がホームの灯りすんと消し 闇のしじまに 虫の音を聞く
満員の路面電車に埋もれても 誰とも触れずに触れているだけ
終電の窓に映った顔だけが 唯一わたしを知っているひと
目に見えぬ電気柵にて囲まれた 職場家庭を抜けだせぬ俺
遠ざかる電車見送るホームにて 反芻(はんすう)している別れの言葉
逝きし子は幾つになる風の電話☎をかけており桜が散る
電話から 零(こぼ)れでたのは 冬の雨 別れを告げる 君の泣く声
電光が闇を引き裂く青白き沈黙として口にとがめり
賢い電話器と言う名の万能の薄い板は文明の利器
ピリピリと軽い刺激の電気風呂少し怖いがクセになるかも
窓の外は夕餉の支度に灯る家吾の遠き日 運ぶ電車よ
夜勤明け 体さすれば 抜け殻で 電気ケトルの 白湯(さゆ) 胸にしみ
八時過ぎ電車待ちたる二番線たまに遅れて作業所遅刻
電報の文字の短さ真似をして あなたは本音を削ってばかり
AIに聞けば電子がかけめぐる想いが頭かけめぐるよう
盗電の線より黒い感情で 私をずっと焼き続けている
電(いなづま)の走る夜空を見上げつつ 名前を持たぬ神を思えり
毎朝の 我の電話を 待つ母は 鳴れば直ぐ出る 我が声を待つ
祖父母とのテレビ電話も拒む母 淋しさ隠し「そっか」と笑う
帰り路(じ)の電車の窓に滲む灯(ひ)に失くした日々の影並み走る
家中がLEDになり吾子は裸電球知らずに育つ
留守電になるまで聞いて切るんなら、掛けなきゃいいと思うんだけど
祖父母には「また電話する」と言ったきりこの夕空は同じだろうか
電車内俯く顔で溢れてる はたから見れば僕も同じか
色とりどり花柄の弔電あふれしや百歳の母めでたき門出
晴れの宴ケーキ入刀 色直し祝電披露 元カレからじゃん
母の声 訛りで応ふ電話口 受話器おろせば ふるさと遠く
帰ったら俺が電球替えるから自分でしたらあかんで母ちゃん
下校時に電車で聴いた音楽が素顔でいれる唯一の友で
身の周りリチウムイオンの製品が増へて毎晩充電ばかり
電車の風に揺られる青草は僕だけの知る夏の足音
電話鳴り 目をずらし見る相手の名
止む着メロと胸の高鳴り
電気的繋がりで友が増えてゆくSNSにある積乱雲
電車降り まだ約束に早いよね
ベンチ腰掛け うたたねを聴く
南国の瞳のような漆黒を胸に纏った電線の燕
他人へと電車の席を譲るほど 足は疲れて満たされてゆく
街中で路面電車が走ってる かすかにやさしい香りがする
電子音耳をすまして待つ間明日は休むか無理して行くか
黒々と水面が光る川のうえ路面電車の灯が過ぎてゆく
電柱の上の鴉が悠然とあくせく地をゆく人を見下す
平日の動物園にはわたしより発電しさうな生き物ばかり
終電がホームの灯りすんと消し
闇のしじまに 虫の音を聞く
満員の路面電車に埋もれても
誰とも触れずに触れているだけ
終電の窓に映った顔だけが
唯一わたしを知っているひと
目に見えぬ電気柵にて囲まれた
職場家庭を抜けだせぬ俺
遠ざかる電車見送るホームにて
反芻(はんすう)している別れの言葉
逝きし子は幾つになる風の電話☎をかけており桜が散る
電話から 零(こぼ)れでたのは 冬の雨 別れを告げる 君の泣く声
電光が闇を引き裂く青白き沈黙として口にとがめり
賢い電話器と言う名の万能の薄い板は文明の利器
ピリピリと軽い刺激の電気風呂少し怖いがクセになるかも
窓の外は夕餉の支度に灯る家吾の遠き日
運ぶ電車よ
夜勤明け 体さすれば 抜け殻で 電気ケトルの
白湯(さゆ) 胸にしみ
八時過ぎ電車待ちたる二番線たまに遅れて作業所遅刻
電報の文字の短さ真似をして
あなたは本音を削ってばかり
AIに聞けば電子がかけめぐる想いが頭かけめぐるよう
盗電の線より黒い感情で
私をずっと焼き続けている
電(いなづま)の走る夜空を見上げつつ
名前を持たぬ神を思えり
毎朝の 我の電話を 待つ母は
鳴れば直ぐ出る 我が声を待つ
祖父母とのテレビ電話も拒む母 淋しさ隠し「そっか」と笑う
帰り路(じ)の電車の窓に滲む灯(ひ)に失くした日々の影並み走る
家中がLEDになり吾子は裸電球知らずに育つ
留守電になるまで聞いて切るんなら、掛けなきゃいいと思うんだけど
祖父母には「また電話する」と言ったきりこの夕空は同じだろうか
電車内俯く顔で溢れてる はたから見れば僕も同じか
色とりどり花柄の弔電あふれしや百歳の母めでたき門出
晴れの宴ケーキ入刀 色直し祝電披露 元カレからじゃん
母の声 訛りで応ふ電話口 受話器おろせば ふるさと遠く
帰ったら俺が電球替えるから自分でしたらあかんで母ちゃん
下校時に電車で聴いた音楽が素顔でいれる唯一の友で
身の周りリチウムイオンの製品が増へて毎晩充電ばかり
電車の風に揺られる青草は僕だけの知る夏の足音