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目に青葉 庭の一周 楽しくて サツキの剪定は そろそろ準備
夕食終えて母が湯飲みに注ぐは八十八夜緑茶なりて
桜の木すっかり緑色となり来年もまた見れたらいいな
草取ればミミズ慌てて土の中どくだみ臭う庭の緑陰
朝が来る嵐の後の朝が来た窓を開ければ散らばる落ち葉
哀しみの色が赤なら夕暮れは緑がいいと呟いて風
また歳を取つてしまへり得意先の緑茶を旨いとおもふまひるま
みどり児が乳を求めて泣きをれば全ての母はマリアの如し
廃村は緑の中に呑み込まれ記憶もろとも消化されゆく
新緑が 深緑となり 季節(とき)流る 吾だけ置き去り 風がなぐさめ
上空を 吹き抜ける君 聞かずや 緑の谷の 乙女の吐息
翠緑の水面に落ちる指先で 触れた記憶が波紋と化して
諦めた貴方の名前があおいから 緑が好きだと嘘をついたの
軒先に緑の香り運ばれてそうか四月か期待も芽生え
温暖化紛争緑の地球は悲鳴あげるこの星を守ろう
風に運ばるる 透き通りし酸素 緑より 授かりし賜物
緑青の剥げた扉に指を置き 軋みの前の沈黙を待つ
緑青の雨樋伝う糸水の 途切れぬ音が庭を満たせり
色褪せた「みどりの都市」という文字を見上げるように咲いたタンポポ
つぶやきは みどりの泡の ソーダ水 ひとくち飲めば あなたの記憶
汗ばんだ頬を緑の風は吹き 胸の高鳴る夏の訪れ
千グラム 満たぬみどり児は 白い箱 抜け今なほ ぐんぐん肥ゆる
朝食の後に小さな湯飲みにてゆっくり味わう何時もの緑茶
木漏れ陽に 溶けゆく二人 風となり 青と緑の 光を編める
緑色した風の吹く散歩道行きは押されて帰りは邪魔され
色褪せた本からこの目離すなり 目に映るのは流るる緑
並木道ロマンスグレーの紳士あり胸で揺らめく緑の羽よ
新緑は勢いを増し 湧き上がる白い雲待つ初夏の街路樹
窓開けて緑の風を呼び込んで介護ベッドの母を立ちあぐ
公園の木々の緑が濃くなって 降りておいでと天の夏呼ぶ
目に青葉 庭の一周 楽しくて
サツキの剪定は そろそろ準備
夕食終えて母が湯飲みに注ぐは八十八夜緑茶なりて
桜の木すっかり緑色となり来年もまた見れたらいいな
草取ればミミズ慌てて土の中どくだみ臭う庭の緑陰
朝が来る嵐の後の朝が来た窓を開ければ散らばる落ち葉
哀しみの色が赤なら夕暮れは緑がいいと呟いて風
また歳を取つてしまへり得意先の緑茶を旨いとおもふまひるま
みどり児が乳を求めて泣きをれば全ての母はマリアの如し
廃村は緑の中に呑み込まれ記憶もろとも消化されゆく
新緑が 深緑となり 季節(とき)流る
吾だけ置き去り 風がなぐさめ
上空を
吹き抜ける君
聞かずや
緑の谷の
乙女の吐息
翠緑の水面に落ちる指先で
触れた記憶が波紋と化して
諦めた貴方の名前があおいから
緑が好きだと嘘をついたの
軒先に緑の香り運ばれてそうか四月か期待も芽生え
温暖化紛争緑の地球は悲鳴あげるこの星を守ろう
風に運ばるる 透き通りし酸素 緑より 授かりし賜物
緑青の剥げた扉に指を置き
軋みの前の沈黙を待つ
緑青の雨樋伝う糸水の
途切れぬ音が庭を満たせり
色褪せた「みどりの都市」という文字を見上げるように咲いたタンポポ
つぶやきは みどりの泡の ソーダ水 ひとくち飲めば あなたの記憶
汗ばんだ頬を緑の風は吹き
胸の高鳴る夏の訪れ
千グラム 満たぬみどり児は 白い箱 抜け今なほ ぐんぐん肥ゆる
朝食の後に小さな湯飲みにてゆっくり味わう何時もの緑茶
木漏れ陽に 溶けゆく二人 風となり 青と緑の 光を編める
緑色した風の吹く散歩道行きは押されて帰りは邪魔され
色褪せた本からこの目離すなり
目に映るのは流るる緑
並木道ロマンスグレーの紳士あり胸で揺らめく緑の羽よ
新緑は勢いを増し 湧き上がる白い雲待つ初夏の街路樹
窓開けて緑の風を呼び込んで介護ベッドの母を立ちあぐ
公園の木々の緑が濃くなって
降りておいでと天の夏呼ぶ