三田さくら 2021-11-17
三田さくら
袴田朱夏 この人に教わった箸の持ち方でこの人の骨を拾うのだろう
袴田朱夏 まあこれも仕事だからと笑いつつまあのところでため息をつく
美富うをみ 青空は儚い夢とあきらめて整列してる部屋干しのシャツ
煮沸すすぐ 終助詞に委ねる役もない夜だ 「だわ」も「かしら」も霧笛のように
美富うをみ 火の如く侵略すること開いた窓からバスジャックする焼き鳥屋
煮沸すすぐ 軽トラの荷台に乗った記憶から犬が消えたし夏は終わりぬ
煮沸すすぐ 世界には無数の椅子があるけれど私のないしパレードするね
煮沸すすぐ お仕着せのポケットふくらむシルバニア いのちふたつで入電無視す
煮沸すすぐ 