2021-11-19

梅鶏

立ち上る甘い香りとすれ違いエスカレーター地下へと下る

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はとサブレ

さみしさにやられないよう心からいちばん遠い指から冷える

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てる

愛憂獲をなんか知らんが呟いて月蝕の日の麦酒月色

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袴田朱夏

スプーンを入れれば月じゃなくなって夜のわたしをゆるしてプリン

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寝転んで雲に名前をつけてゆく 一郎 二郎 三郎 アダム

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小路紺

まったりと流れる日々で退屈を飲み込む私は今日も幸せ

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とみた律

神様に見られていると思いつつ二冊目をとる平置きの本

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袴田朱夏

衛星が月という名を持ったときキスや風にも名前が付いた

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光恵

ひとつだけ分かりあえたと思いたい夫の心臓バクバクいって

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三田さくら

ため息を集めて飛ばす熱気球ファミマぐらいは行けそう多分

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