2021-11

梅鶏

隆起する上腕が風を切り裂いて三輪レーサー海沿いを行く

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詩季

これ以上触れてはだめと光彩は優しく諭す五月のシャボン

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たろりずむ

世の中の呪文をぜんぶ唱えたらチーズケーキが美味しく焼けた

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八木辰

「いつか行くラーメン屋」にはほぼ行けず命尽きてもわたし生きたわ

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六厩めれう

窓よ窓 人間になど媚びるから嵌められもする殺されもする

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てる

濃い霧よ時間を留めてくれないか街灯潤み沈む人影

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六厩めれう

広告があふれるような朝刊を読む花束と祖父は語りき

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六厩めれう

あやふやな記憶のままに渡り切る橋のたもとに咲く立葵

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はとサブレ

生き物を飼うようにしてコンビニのおでんを持って保つ水平

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ふぬーん

コンビニへ出掛ける夜の雨上がり 橙色の水滲む

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