2021-11

野歌りん

君の血と私の血とが針先で混ざり合ってる苦しみさえも

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むつ

年末を調整するがこんなので整うわけないわたしの一年

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武田ひか

声変わり迎える前の喉笛のかたちうつくし 夏降り注ぐ

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武田ひか

誤植かもしれないけれど祖父が寿司屋の前で笑っている風景

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武田ひか

そういえばまだ飲みかけのいろはすを握りつぶした奴げんきかな

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武田ひか

静けさの漁港はそっと吸い付いて扁平足の火照りを冷ます

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野歌りん

思いがけず母校の前を訪ねては初恋の欠片を見つけてる

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武田ひか

鳩山の悪口ばかり飛び交えば光を放つかぼちゃコロッケ

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野歌りん

うさぎ小屋が寂しくなった代償に花があること馬鹿馬鹿しくて

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野歌りん

深夜二時 浜辺の砂を踏みしめて故郷の寂しい波音を聴く

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