2022-02-02

木村槿

早咲きの菜の花みたく恋は来る曇天ぐうっと押し上げながら

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たろりずむ

泣きかたがわからないから笑ってた白いサニーは家族の匂い

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あらいぐま

もう声も思いだせない如月の空にはしずかな白鯨ばかり

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梅鶏

四百ミリ献血をする牛乳瓶二本を頭のなかに浮かべて

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凪海

人の幸せ喜べなくてもいいよおまえの結婚式では泣くよ

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甘森太一

雨粒は二つならんで降っている西から東へやや強い雨

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羹鱠

頑張れと 自分に言って 休職す 同じ言葉を 誰に言えよう

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凪海

マスクから溢れた白い息は水まつ毛に万華鏡のまばたき

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梅鶏

とりあえず白くて便利なやつだからアイリスオーヤマだってば、多分

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梅鶏

妊娠の気配は遠く純白のパンナコッタに突き刺した匙

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