満月しじま 2023-07-20
満月しじま
満月しじま その方はいつも心に燃え盛る炎を抱いて生きていました
満月しじま 「生きているうちに忘れることなんてできるでしょうか。いえ、できません」
満月しじま かなしみの波に溺れてしまいそう縺れた糸のほどかれぬまま
満月しじま 風船に吹きこむものが息でなく愛であったらよかったのにね
満月しじま なにもかもなかったことにしたくなる秋夜はそばにいてくれないか
満月しじま 決別の語を吐く僕と泣く君の間で香るキリマンジャロは
満月しじま 死ぬことを恐れるように我想う あなたがほしいあなたがほしい
満月しじま 三時間待っていたのに「今さっき来たばっかり」と言えるのが恋
満月しじま 