・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
老犬の寝顔を眺める寂しさで 子犬が駆け回るあの透き通った目で
ふっくらと椎茸煮あげる祖母の影繰り返す味名月に食む
老いてゆく悲しいだけじゃない楽しいこともたくさんあるよ
ご夫婦は毛並みきれいな老犬のハーネス押しつつ語らい歩む
筋トレは老いてからこそジムよりも水中歩行負担が軽し
ひだまりに 寝てばかりゐる 老い猫も 夕べとなれば ひもじくて覚む
三毛の背に 増えた白色 十五歳 私の髪にも 移るお揃い
団塊と揶揄され老いは死んでゆく就職列車は夢を運んだ
心持ちずっと変わらぬつもりでも 体に密かに忍び寄る老い
老骨の縮みて棚に雑巾の届かぬ今日に五歳児と知る
流行りのアニメのタトゥーを入れている奴らの老後を見るまで死ねない
我でさえこの老木に言わせれば赤子のように見えるだろうか
老梅の重(おも)なる枝の先につく白き花弁の清き甘さよ
願っても老い止める事叶わぬがせめてこの場に心は留めん
出来るならゆっくり老いて欲しいもの君が早さに追いつけぬから
老木の 年輪に見る 苦楽跡 我も刻まん この一刻を
シワ白髪少しひろがるその額会わない日々の長さを数える
何年もかけてあなたが老いること隣で知れるひとが羨ましい
また少しひろくなったねその額気づけるほどにはそばにいられず
白髪とか皺とかそんなものばかり増えるあなたを見ていたかった
がらくたのひとつひとつに名をつけて捨てられぬまま老いてゆくなり
我楽苦多と言い捨てながら老重ねその厚みこそ君が年輪
諦めてその老人は立ち去りぬ複雑怪奇な券売機から
老いも死も知らないとでも言うようにネオンが明るすぎる街角
こゑのみを聞けばたのしく笑ひをりいつから老舗旅館のやうに
老夫婦「あのそのあれ」でこと足りる 秋の夜長のテレビの前で
古時計止まったままの午後三時老いゆく家に風だけがいる
老いてなお働く人へのエールなり働く人に老いは緩やか
波平の爺さんあれで五十四歳、老いの速度は時代によるか
子の名前ど忘れ笑うけどいつか産んだことさえ忘れるだろうな
楽しみは最後に取っとくほうなので老後もたぶん楽しく詠むよ
ピザよりも 栗ご飯喰む 老いを抱き頑張れるかと 問うてみる秋
随分と長く笑って年老いてその時きっと空は綺麗だ
老いること恐れるよりも今朝もまたバタートーストただ噛みしめる
老犬の寝息にあわせ麦茶飲む 今日の孤独は優しく薄い
老木の ひびに咲きたる白き花 そっと写して君に送りぬ
白髪が増えたねなんて笑いあう 昨日より少し老いた秋の日
老いてても 勉強 努力、嫉妬 喧嘩、感動 感謝 全部が出来る
終電の窓に映った顔ひとつ いつからこんなに老けたのだろう
老猫のあわてず騒がずの最期には 生き方の全てを教わった
死に向かい贖うことは老いること 過去を忘れて突き進むべき
老犬が老犬に会いお互いの残りについて話す夕暮れ
老いたるも二人の暮らし 穏やかで感謝をしつつ これからも
生きろよと友に言えずの秋の中老人ホームで会おうとぼやいた
ショコラさん足の神様お礼して 集ふ友へと思ひをはせて
冒険家も主婦も毛糸玉のように巻かれて暮らす老人ホーム
尿漏れを我慢できないもどかしさ老いの悲しみ深いため息
なんだこの老婆は カプセルトイくらい小さいくせに声は大きい
気がつけば老いたる顔に なりたるもおかっぱ頭 きやすめかしら?
急流の若き流れもゆったりと老いし流れも自然そのもの
老犬の寝顔を眺める寂しさで
子犬が駆け回るあの透き通った目で
ふっくらと椎茸煮あげる祖母の影繰り返す味名月に食む
老いてゆく悲しいだけじゃない楽しいこともたくさんあるよ
ご夫婦は毛並みきれいな老犬のハーネス押しつつ語らい歩む
筋トレは老いてからこそジムよりも水中歩行負担が軽し
ひだまりに 寝てばかりゐる 老い猫も 夕べとなれば ひもじくて覚む
三毛の背に 増えた白色 十五歳 私の髪にも 移るお揃い
団塊と揶揄され老いは死んでゆく就職列車は夢を運んだ
心持ちずっと変わらぬつもりでも
体に密かに忍び寄る老い
老骨の縮みて棚に雑巾の届かぬ今日に五歳児と知る
流行りのアニメのタトゥーを入れている奴らの老後を見るまで死ねない
我でさえこの老木に言わせれば赤子のように見えるだろうか
老梅の重(おも)なる枝の先につく白き花弁の清き甘さよ
願っても老い止める事叶わぬがせめてこの場に心は留めん
出来るならゆっくり老いて欲しいもの君が早さに追いつけぬから
老木の 年輪に見る 苦楽跡 我も刻まん この一刻を
シワ白髪少しひろがるその額会わない日々の長さを数える
何年もかけてあなたが老いること隣で知れるひとが羨ましい
また少しひろくなったねその額気づけるほどにはそばにいられず
白髪とか皺とかそんなものばかり増えるあなたを見ていたかった
がらくたのひとつひとつに名をつけて捨てられぬまま老いてゆくなり
我楽苦多と言い捨てながら老重ねその厚みこそ君が年輪
諦めてその老人は立ち去りぬ複雑怪奇な券売機から
老いも死も知らないとでも言うようにネオンが明るすぎる街角
こゑのみを聞けばたのしく笑ひをりいつから老舗旅館のやうに
老夫婦「あのそのあれ」でこと足りる 秋の夜長のテレビの前で
古時計止まったままの午後三時老いゆく家に風だけがいる
老いてなお働く人へのエールなり働く人に老いは緩やか
波平の爺さんあれで五十四歳、老いの速度は時代によるか
子の名前ど忘れ笑うけどいつか産んだことさえ忘れるだろうな
楽しみは最後に取っとくほうなので老後もたぶん楽しく詠むよ
ピザよりも 栗ご飯喰む 老いを抱き頑張れるかと 問うてみる秋
随分と長く笑って年老いてその時きっと空は綺麗だ
老いること恐れるよりも今朝もまたバタートーストただ噛みしめる
老犬の寝息にあわせ麦茶飲む 今日の孤独は優しく薄い
老木の ひびに咲きたる白き花 そっと写して君に送りぬ
白髪が増えたねなんて笑いあう 昨日より少し老いた秋の日
老いてても 勉強 努力、嫉妬 喧嘩、感動 感謝 全部が出来る
終電の窓に映った顔ひとつ いつからこんなに老けたのだろう
老猫のあわてず騒がずの最期には 生き方の全てを教わった
死に向かい贖うことは老いること
過去を忘れて突き進むべき
老犬が老犬に会いお互いの残りについて話す夕暮れ
老いたるも二人の暮らし
穏やかで感謝をしつつ
これからも
生きろよと友に言えずの秋の中老人ホームで会おうとぼやいた
ショコラさん足の神様お礼して
集ふ友へと思ひをはせて
冒険家も主婦も毛糸玉のように巻かれて暮らす老人ホーム
尿漏れを我慢できないもどかしさ老いの悲しみ深いため息
なんだこの老婆は カプセルトイくらい小さいくせに声は大きい
気がつけば老いたる顔に
なりたるもおかっぱ頭
きやすめかしら?
急流の若き流れもゆったりと老いし流れも自然そのもの