2021-11-16

高田月光

月光の夜は大きな黒ねこの背中みたいに海がかがやく

1
高田月光

米つぶをやさしいたまごの妖精がつつんでうまいちゃーはんつくる

1
高田月光

液の字で練習帳を埋めるときよるのなみだのことだと思う

1
三田さくら

月だけが見てる重なり合う二人ただ切なくて薄汚くて

0
高田月光

きみはもう帰ってこない食卓で白く脂の浮くソーセージ

3
(果)

パスワード分かってるのになぜアタシの誕生日を祝わなかった?

0
まさけ

黒板に残った彼の筆跡をややゆっくりと消す昼休み

1
久方

手付かずで聞いてますから 二人きり 誑かすまで息で縋って

0
麻衣

バイオリン、ピアノ、お前は悪くないどうもできない出会いってある

0
麻衣

幸福の王子はここで朽ちゆくと燕が決めた瞬間を知らない

0