2021-11

美富うをみ

ゆるやかに膝に太陽おりてきてバスはそろそろ鴨川あたり

1
美富うをみ

ひざかかえ平たい足と対話する小箱の中に出せない手紙

0
音羽凜

このよさがわからないって言えなくて鬼滅の刃を並んで見る夜

0
ともなう。

人参を生かじりして兎になると言い出した家の娘三十路

0
たろりずむ

この家はカツオ叔父さんさえ死ねばいずれは僕のものになるです

0
尼崎武

この道はいつか来た道 ああそうだよ 進研ゼミでやったところだ

0
たぴ岡

夜の闇ブルーライトの夢の中 現を忘れて海に流れる

0
尼崎武

もう俺は今日から生まれ変わるのに昨日のことで怒られている

0
三歩

月綺麗ふいと夫に言っちゃって漱石的な意味じゃないから

0
尼崎武

黒ヤギと白ヤギみたい お互いの手紙を糧にして生きている

0