光恵 2021-11
光恵
森山緋紗 夢のなかゴンドラ淡く燃えていてやさしい人から飛び降りてゆく
秋月祐一 湖で泳いできたといふ人がみづうみにふる雨のはなしを
秋月祐一 桃をもらひ礼状を書くこの夕べいつもより字をていねいに書く
秋月祐一 想像とは逆方向にうごきだす電車、乗るたびいつもいつも
Coutarus ONAI 君へ貸す夜風の色のパーカーのフードのうちにはりつく桜
Coutarus ONAI 心臓に毛が生えていて春風にそよげば君の町を歩ける
Coutarus ONAI 郵便の投函のたび指先は世界のふちの春風を押す
Coutarus ONAI シャツにつく抹茶アイスの緑色 海から雨のはじまっている
Coutarus ONAI 