2021-12

塩本抄

声ならば覚えてゐますほつほつと穂先の抜けてゆく竹箒

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菊華堂

伏線は回収されずあの頃のぼくと出会って光るといいな

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茶熊さえこ

さむいよぉさむいよぉってバス待ちのこころにとまるあめのすいようび

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たろりずむ

自転車にはじめて乗れたきみにだけ見える景色にきみだけがいる

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@navy

肌寒きこの冬空に舞い降りたあなたの気持ち感謝しかなく

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訳あって来れない人が居る机 憶測だけが社内を満たす

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野添まゆ子

検査とは知らずに親と離された豚は本音の声を漏らして

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たろりずむ

ハーブティー何も言わなきゃ温かいほうが出てくる優しい世界

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森山緋紗

旅をしてきたのでせうね夕焼けの色にくすんだ岩波文庫

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土井みほ

気の早い甘味処でゆれている「氷」の赤にだまされて夏

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