音忘信 2021-12
音忘信
音忘信 三本の矢を束ねては火をつけて火が最強と語る大塩
だいだい わかってる「ところにより雨」のところにはたぶん私が含まれている
たろりずむ 政治家の二乗をお湯にくぐらせて白紙に戻すマリオのくだり
山田杜魚 おれたちは眠る 初めておれたちが番いとなりし夏の浜辺で
山田杜魚 これはつまり花の骸か主なき部屋に吊られたドライフラワー
山田杜魚 火曜日は燃えるゴミの日赤き柄の歯ブラシと化粧ポーチ捨てやう
山田杜魚 「腹減った、飯でもどうだい?」白やぎの黒やぎ宛の最初の手紙
山田杜魚 仄(ほの)あをき灯(あかり)の部屋に二人きり黙り込むとき深海になる
山田杜魚 