2022-02

鈴木ベルキ

愛なんだなんだかんだでトーストと一緒に出てくる味噌汁とかも

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鈴木ベルキ

乗客が自分だけしかいない日のバスは小さな王国となる

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鈴木ベルキ

極太のマジックペンで次々と春が生まれる丸つけをする

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鈴木ベルキ

好きな具のないおにぎりの棚にいてどんなに好きかを改めて知る

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鈴木ベルキ

届くかも知れない位置にある月を求めるように芒は揺れり

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鈴木ベルキ

湯たんぽに実家の犬の名をつけてひとりの部屋を温めている

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鈴木ベルキ

現実に輪郭はない果汁1パーセント未満のファンタグレープ

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たろりずむ

それぞれの記憶の中にそれぞれのジブリのお父さんの棒読み

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夜々代

貝塚でデートしてみて冗談はロマンの果てに死を予感する

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夜々代

淋しさは心ゆくまで泳がせる僕の服のボタンはとれそう

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