たろりずむ 2022-02
たろりずむ
羹鱠 月の夜は 忍ぶ思ひを 偲ぶかな 雲間に見ゆる 初の水無月
羹鱠 東風 ながめ移ると 青葉より もれ出でたるは さいの陽光
羹鱠 天の川 奏づ琴の音 しるしせむ 待つも久しき まほろばの夢
羹鱠 九夏の夜 寝入り難しと 過ごすとも まこと熱きは 君への思ひ
羹鱠 秋風に 流るる処暑や 涼しかる つきぬ思ひぞ おどろかれぬる
羹鱠 八夜に照る 重ね咲きたり 沢花火 名を掻い消つとも 取る手は常し
羹鱠 いとせめて 恋しき妹を ぬばたまの 夜の森にて 栢眺めむ
羹鱠 寒空の 風うつ雲の きよければ 妹抱きたり 朝のお布団
羹鱠 