2022-02

羹鱠

「寒いね?」と 君がつぶやく 白い息 湯気立つ椀に 鶏の羹

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羹鱠

ほたる火が 迎えて覚める 初日の出 大器に込める 大志の誓い

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羹鱠

明けの春 雑煮の香る 団欒や 蓋取る椀に 澄みたるこころ

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羹鱠

思ひ取る 百世ふるとも 忘れじと 八重に成りける 黄金の稲穂

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羹鱠

うちつけに 移りし現世 思ふかな 大志を誓う 四度の菖蒲

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羹鱠

君に逢い 君に惹かれて 君想う そして初めて Vに恋した

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羹鱠

朝ノ凪 忍ぶ思ひを 偲ぶれば 波打つものは 我が身なるかな

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羹鱠

星の夜に 相居て過ぐる 夫婦かな 読み尽くすとも 限りはあらじ

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羹鱠

霧雨を 蛇の目片手に 佇めば 真白の手毬 君にあるかな

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羹鱠

茜さす 照る陽に実る 水蜜を 望む生ひ先 初の水無月

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