羹鱠 2022-02
羹鱠
羹鱠 あな恋し ひと目逢ふたが 忘れじと みなも波打つ わが身なるかな
羹鱠 夕暮れに 思ひけるかな 明けぬれば つとめて響く 冬の足音
羹鱠 明けぬれば またふりゆくや いとせめて 君の千代にぞ とり添へむかな
羹鱠 雪化粧 ふるも消ゆるか 然れども 八重の思ひに 限りはあらじ
羹鱠 栢木に ふるも消ゆるを 数へつゝ 君が齢とありかずにせん
羹鱠 雲晴れぬ 初日に照るや 白雪の かゝれる枝の 花とや見らむ
羹鱠 君のふる 雪に込めたる わが恋は はかなく消ゆる 知る由もなく
羹鱠 天おりし いと清らなる 白百合の 照るを恵みと 累月を過ぐ
梅鶏 