・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
傾きて 扉に居る君 美しく その眼差しも 儚げで
まだ君とあなたを扉が隔てている 不自然な間と ノックのリズム
悔しさも 流した涙 糧にして 前見据えつつ 次の扉へ
ねむさうなまぶたを扉とおもふときそつと閉められる親でありたし
恋初めしなやめる夢のしだれ草 片扉も妖しさくら貝
祈り込めノックし続け扉開(あ)く 私の中に宿った生命(いのち)
あこがれの扉を叩く恋蛍 片恋なれど強きともし火
キッチンの冷涼な国の扉ただ開け閉めしてる子の夏休み
入口の鉄の扉もそのままの元刑務所に泊めてもらいぬ
スロベニアの首都リュブリャナの元軍事刑務所の「ホステル セリカ(Hostel Celica)」
この扉抜ければ生きて帰れぬと知れるユダヤの民の行列
ヒルトンの回転扉を出られずに一生あるく悪夢をみたり
久々に心のとびらを開け放ち梅雨の湿った空気を入れる
扉にて新聞受けが膨らんで 誰も帰らぬ夏が終わった
ドアノブに手がかかりだす息子見る 僕の警戒エリアも広がる
行きずりの街後にする憧れは夏の回転扉に残して
ここまでは一緒に迷い選んだね さぁここからは君の人生
鍵亡くし 挽歌を詠ふ 吾の心 開ける術無く 彷徨ふ扉
鳶らと共に大空を飛んでみたい人間がちっぽけに思える
特別の今日なればこそ宵ながら開かずのとびら開かれにけれ
あの人の心のトビラそっと開け のぞいて見たい本当のこと
嫌なもの見たくないもの閉じ込めて トビラを閉めて鍵をかけたい
夏休みとびら開ければ蝉しぐれ子らなき部屋の隅まで満ちる
体温を超えるのやめてデスゾーン とびら開けるとそこは灼熱
「開けたままにしておいてね」と用をたす君の小さな足が揺れてる
この世から消え去ってよし大縄と回転扉そうめんながし
息子家のとびらの先のヤマボウシ 重きホースにエールを込めて
最後には閉じるだけのとびらあり開けるばかりの道のりの果て
最後のとびらは命のとびら、ですよね。 いろいろなとびらを開けて開けて生きてきて、最後はとびらを閉じる。 人生を歌った歌、思わず自分の人生を振り返りました。
前へ前へも人生ですが最後の閉じかたもまた人生。生意気ながらそういうことを描きました。 ありがとうございます。
扉には何人分もの旅立ちが 木目となって眠っている
木目にも様々なパターンがあると思いますが、類似した形が波紋のように広がっていたり、平行に連なっていたり…。本当は同じ思いを持っていたものの、それと分からず互いに交わることなく旅立ってしまった人々の寂しさが連想され、奥深い含蓄を持つ歌だと感じ、素敵に一票を投じさせていただきました。
しっかりと閉じたとびらを抉じ開ける 力任せか技術によるか
父の歌う野卑たカラオケデュエットが聞こえて閉じたスナックの扉
蝉時雨 父の病室 手に残るノブの冷たさ 扉の重み
頑なに侵入拒む 信頼とふ鍵を失くした 開かずのとびら
気合い入れ とびらを開けて 露天へと 降り注ぐ陽の 眩しさ浴びて
猛暑の街とびらの向こうはエアコンの効いたオアシスコンビニに寄る
空に立つ入道雲の真ん中に開かれてをり夏の扉は
誰にでもいつもとびらは開かれてあとは踏み出す勇気があれば
ただいまの 声に応えて 木のとびら 夕餉のにおい そっとこぼれる
素敵です。子どもの頃を思いだします。夕餉のにおいが感じられました。
コメントありがとうございます。 昔の家は木製の引き戸でした。 そんな懐かしい景色を思い出しながら詠んでみました。
胸の奥 閉じたとびらに 鍵をかけ 眠らせている ほんとの気持ち
とびら開け君の帰りを待っている去年の今夜踏切の事故
傾きて 扉に居る君
美しく その眼差しも
儚げで
まだ君とあなたを扉が隔てている
不自然な間と ノックのリズム
悔しさも 流した涙 糧にして 前見据えつつ 次の扉へ
ねむさうなまぶたを扉とおもふときそつと閉められる親でありたし
恋初めしなやめる夢のしだれ草
片扉も妖しさくら貝
祈り込めノックし続け扉開(あ)く
私の中に宿った生命(いのち)
あこがれの扉を叩く恋蛍
片恋なれど強きともし火
キッチンの冷涼な国の扉ただ開け閉めしてる子の夏休み
入口の鉄の扉もそのままの元刑務所に泊めてもらいぬ
スロベニアの首都リュブリャナの元軍事刑務所の「ホステル セリカ(Hostel Celica)」
この扉抜ければ生きて帰れぬと知れるユダヤの民の行列
ヒルトンの回転扉を出られずに一生あるく悪夢をみたり
久々に心のとびらを開け放ち梅雨の湿った空気を入れる
扉にて新聞受けが膨らんで
誰も帰らぬ夏が終わった
ドアノブに手がかかりだす息子見る
僕の警戒エリアも広がる
行きずりの街後にする憧れは夏の回転扉に残して
ここまでは一緒に迷い選んだね
さぁここからは君の人生
鍵亡くし 挽歌を詠ふ 吾の心
開ける術無く 彷徨ふ扉
鳶らと共に大空を飛んでみたい人間がちっぽけに思える
特別の今日なればこそ宵ながら開かずのとびら開かれにけれ
あの人の心のトビラそっと開け
のぞいて見たい本当のこと
嫌なもの見たくないもの閉じ込めて
トビラを閉めて鍵をかけたい
夏休みとびら開ければ蝉しぐれ子らなき部屋の隅まで満ちる
体温を超えるのやめてデスゾーン とびら開けるとそこは灼熱
「開けたままにしておいてね」と用をたす君の小さな足が揺れてる
この世から消え去ってよし大縄と回転扉そうめんながし
息子家のとびらの先のヤマボウシ
重きホースにエールを込めて
最後には閉じるだけのとびらあり開けるばかりの道のりの果て
最後のとびらは命のとびら、ですよね。
いろいろなとびらを開けて開けて生きてきて、最後はとびらを閉じる。
人生を歌った歌、思わず自分の人生を振り返りました。
前へ前へも人生ですが最後の閉じかたもまた人生。生意気ながらそういうことを描きました。
ありがとうございます。
扉には何人分もの旅立ちが
木目となって眠っている
木目にも様々なパターンがあると思いますが、類似した形が波紋のように広がっていたり、平行に連なっていたり…。本当は同じ思いを持っていたものの、それと分からず互いに交わることなく旅立ってしまった人々の寂しさが連想され、奥深い含蓄を持つ歌だと感じ、素敵に一票を投じさせていただきました。
しっかりと閉じたとびらを抉じ開ける 力任せか技術によるか
父の歌う野卑たカラオケデュエットが聞こえて閉じたスナックの扉
蝉時雨 父の病室
手に残るノブの冷たさ 扉の重み
頑なに侵入拒む 信頼とふ鍵を失くした 開かずのとびら
気合い入れ とびらを開けて 露天へと
降り注ぐ陽の 眩しさ浴びて
猛暑の街とびらの向こうはエアコンの効いたオアシスコンビニに寄る
空に立つ入道雲の真ん中に開かれてをり夏の扉は
誰にでもいつもとびらは開かれてあとは踏み出す勇気があれば
ただいまの 声に応えて 木のとびら 夕餉のにおい そっとこぼれる
素敵です。子どもの頃を思いだします。夕餉のにおいが感じられました。
コメントありがとうございます。
昔の家は木製の引き戸でした。
そんな懐かしい景色を思い出しながら詠んでみました。
胸の奥 閉じたとびらに 鍵をかけ 眠らせている ほんとの気持ち
とびら開け君の帰りを待っている去年の今夜踏切の事故