・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
靴先の明日に向かうそれなのに踵が重い引きずる昨日
日は暮れて一人で歩く靴底に闇夜がすっと入り込んでく
プリンセスの ドレスの裾に 見え隠る ガラスの靴の 高きヒールは
右左足の大きさ違うのに何故選べない靴のサイズは
靴底がすり減るたけの一日を終えて迎えてくれるコンビニ
長いこと共に歩んだ相棒を買い替える時おなじがいいのに
長靴はじゃぶじゃぶ雨を跳ね回り地面に刻む無敵のリズム
玄関の小さな靴から顔を出すアンパンマンが孫を待つ朝
学生の頃はスニーカーより足袋(たび)がしくりとくるなどついぞ思わで
擦り減って5ミリ縮んだ身長は靴と私が重ねた歩幅
玄関に見慣れぬ大きな革の靴「ただいま」を呑む知らない匂い
幼子の手を引き靴を並べれば一時間だけ兄ちゃんとなる
昔はね靴は重くて疲れた! 皮靴で軽いのいいよね!
外反母趾痛まぬ靴を選んだら スニーカーばかりになっちゃって
靴下は靴の上じゃんそんなこと考えているのどかな朝だ
もう吾子に履かせられぬと知りながらファーストシューズは手放せぬまま
憧れのトウシューズで立つは 難しくバレエのレッスン 止めました!
夫の母校学年ごとに 靴紐の色違いなぜって 不思議だわ
あの人のせいで泣いてたわけじゃない 合わない靴が痛かっただけ
「さよなら」と君と別れた帰り道 僕の代わりに泣く靴音よ
靴擦れの痛みも今日を頑張ったしるしなのだとそおっと撫でる
香港のアンのご主人小さくて 靴を探すに東京へ来た!
ブダペストの靴のオブジェが物語る昔ナチスが犯した罪を
靴箱に仕舞いしビーチサンダルは潮の記憶を夏に残して
靴ぬいて素足で歩く心地よさ 藺草(いぐさ)の刺激に大和の心
夕暮れにサンダル二つ並べれば今日という日の長さがわかる
今日という日の長さだけゆっくりと伸びゆく影が長い八月
歌ってみたさん、僭越ながらも素敵な短歌に返歌を詠ませていただきました。
玄関に兄のサイズを追い越して「こいつ」と言わせる弟の靴
滝浴びのような線状降水帯に通勤靴は足ヒレと化す
かつてロンドンブーツ履きし人 今はライブでスニーカー!
若き頃7センチヒール履いていた 今は3センチちと悲しい?
立ち止まり靴紐結ぶ余裕無く踵ストンで落ち着き歩く
買ったまま履かない靴を並べたら行けなかった春だけ光る
靴磨きニコっと笑う吾子の手によくできましたと十円載せる
あの人の選んでくれた靴だけがクローゼットに眠ったままで
靴紐の色だけ変えたスニーカー 生まれ変わった僕の相棒
百年の恋もや冷めむ悪臭に履くや五本指の靴下
理不尽に黙し従う度量持つ大人の国には軍靴谺す
背伸びしてヒールを履いた初デート靴擦れ二人の距離を縮めて
赤い靴いまだに怖いこの唄は 異人さんなんて今言わないのに
靴紐をきりりと締めて 歩きゆく日課となりて公園までと
プゥープゥーと歩き始めの靴の音 明日の大地を踏みしめていく
ぬかるみの人生を経て靴洗う 神の気まぐれ晴れる日もある
靴下が離れ離れに干してあり風が吹くたびチラリ目が合う
はきなれた古びているが心地よい古女房に似た靴をはく
靴先の明日に向かうそれなのに踵が重い引きずる昨日
日は暮れて一人で歩く靴底に闇夜がすっと入り込んでく
プリンセスの ドレスの裾に 見え隠る ガラスの靴の 高きヒールは
右左足の大きさ違うのに何故選べない靴のサイズは
靴底がすり減るたけの一日を終えて迎えてくれるコンビニ
長いこと共に歩んだ相棒を買い替える時おなじがいいのに
長靴はじゃぶじゃぶ雨を跳ね回り地面に刻む無敵のリズム
玄関の小さな靴から顔を出すアンパンマンが孫を待つ朝
学生の頃はスニーカーより足袋(たび)がしくりとくるなどついぞ思わで
擦り減って5ミリ縮んだ身長は靴と私が重ねた歩幅
玄関に見慣れぬ大きな革の靴「ただいま」を呑む知らない匂い
幼子の手を引き靴を並べれば一時間だけ兄ちゃんとなる
昔はね靴は重くて疲れた!
皮靴で軽いのいいよね!
外反母趾痛まぬ靴を選んだら
スニーカーばかりになっちゃって
靴下は靴の上じゃんそんなこと考えているのどかな朝だ
もう吾子に履かせられぬと知りながらファーストシューズは手放せぬまま
憧れのトウシューズで立つは
難しくバレエのレッスン
止めました!
夫の母校学年ごとに
靴紐の色違いなぜって
不思議だわ
あの人のせいで泣いてたわけじゃない 合わない靴が痛かっただけ
「さよなら」と君と別れた帰り道 僕の代わりに泣く靴音よ
靴擦れの痛みも今日を頑張ったしるしなのだとそおっと撫でる
香港のアンのご主人小さくて
靴を探すに東京へ来た!
ブダペストの靴のオブジェが物語る昔ナチスが犯した罪を
靴箱に仕舞いしビーチサンダルは潮の記憶を夏に残して
靴ぬいて素足で歩く心地よさ 藺草(いぐさ)の刺激に大和の心
夕暮れにサンダル二つ並べれば今日という日の長さがわかる
今日という日の長さだけゆっくりと伸びゆく影が長い八月
歌ってみたさん、僭越ながらも素敵な短歌に返歌を詠ませていただきました。
玄関に兄のサイズを追い越して「こいつ」と言わせる弟の靴
滝浴びのような線状降水帯に通勤靴は足ヒレと化す
かつてロンドンブーツ履きし人
今はライブでスニーカー!
若き頃7センチヒール履いていた
今は3センチちと悲しい?
立ち止まり靴紐結ぶ余裕無く踵ストンで落ち着き歩く
買ったまま履かない靴を並べたら行けなかった春だけ光る
靴磨きニコっと笑う吾子の手によくできましたと十円載せる
あの人の選んでくれた靴だけがクローゼットに眠ったままで
靴紐の色だけ変えたスニーカー 生まれ変わった僕の相棒
百年の恋もや冷めむ悪臭に履くや五本指の靴下
理不尽に黙し従う度量持つ大人の国には軍靴谺す
背伸びしてヒールを履いた初デート靴擦れ二人の距離を縮めて
赤い靴いまだに怖いこの唄は
異人さんなんて今言わないのに
靴紐をきりりと締めて
歩きゆく日課となりて公園までと
プゥープゥーと歩き始めの靴の音 明日の大地を踏みしめていく
ぬかるみの人生を経て靴洗う 神の気まぐれ晴れる日もある
靴下が離れ離れに干してあり風が吹くたびチラリ目が合う
はきなれた古びているが心地よい古女房に似た靴をはく