お題 題『さくら』 お題 2024.04.07 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
入学式娘の制服にまとわりて桜吹雪も亡きお父さん
パレットで混ざりきらない桜色吉野桜は濃くも淡くも
一年の孤独に耐えた老桜は子らに囲まれ喜び溢れ
復興の兆しになるかさくら花
笑顔あふれる能登の人々
気付かない普段のさくら咲き出せばあそこに在るよここにも在った
懐かしき さくらの道に よみがえる 母の手のひら 温もりと笑み
(ちょっと外出します)
病室は桜が見えた思い出す命つないだ夫と共に
あの二人昨日もあそこに来てたよねさくらなのかな実演販売
桜の如く散れと若者を戦地へ送るのは人間だけ
春になるとさくらちゃんは毎年笑み満開で便りをよこす
おかあさん三度の桜咲きました今年は少し遅咲きのよう
目の前に桜の色が満ちるとき今年も春の寂しさが来る
批評など気にはしないさくらがりで踠いて歌うもう一人の自我
桜鯛をカルパッチョにしてロゼワイン桜色した泡に乾杯
あんみつのさくらんぼを最後に食べる夫少女みたいに大事に
充電器桜色だから今日も春大雨の中カフェオレは甘く
ドブ川に淀む花びらぼんぼりに
さくらさくらと宴の帰り
一面のさくら目にしてこう思う三途の川の花畑かな❔
舞い散りて
サクラハナビラ
ゆらゆらり
世知辛い世に
ひとときの和み
失恋のような速度で散らされた たわわな桜いまは絨毯
満開の上野公園さくら祭り
クールなあなたの テンション上げる
気に入りの服着てメイク施して笑みを浮かべるきみは桜か
青空を突き刺している赤白の鉄塔 桜はまだ咲かないか
サクラチル 浪人どうし 恋に落ち 学ぶ心に 春の花咲く
眼を凝らす 花待つ蕾の ふくらみは
桜前線 近きを暴露する
花吹雪の 花びら一文字 書けたなら
私の気持ち わかってくれる
かさなりて
やっとうっすらくれないの
ちりてやまなし
さくらはなびら
今行くよあなただからさ くらげでも会いに行くでしょ好きじゃなくても
365分の10くらいしか会えない皆のアイドル
このさくらまだ蕾から散るまでに
数多の人の心揺さぶる